○○子はどこに消えた!(20120409)
「こんなにいいお天気でしかも桜が満開の入学式は10年ぶりくらいでしょうか」教師と父兄の会話が聞こえてきた。
確かに校庭の桜は非の打ちどころがない「満開」である。
今日は一番下の娘の高校入学式。「早く行かないと席がなくなる」と妻に脅されて、僕と妻と妻の母(義母:子の祖母)の3人は、入学式が10時開始のところ9時前には学校に到着して、さっさと体育館の父兄席についた。
『花見の席取りじゃあるまいし、そんなに早く行かなくても』と内心思っていたが、すでに体育館には50人以上の父兄が厳かに鎮座していた。親ばかというか子煩悩というか暇というかなんというか。(人のことは言えないけど。)
することもないので持ってきた本を読んだり、受付で配布された「新入生名簿」眺めたりした。
ちなみに私学の女子高である。名簿には女子の名前と出身中学校が書いてある。
一瞥して変な(個性的な)名前が多い。
出身中学を見るかぎり随分と遠くから通うことになる子もいて少し驚く。
このときは気がつかなかったけど、入学式が始まって新入生全員の名前が担任から呼ばれているうちに、○○子という名前が物凄く少ないことに気がつく。
あらためて名簿を見ながら数えると○○子は21人しかいなかった。新入生は全部で273人いるから電卓を叩くと、その率なんと7.69%である。(○○子たった21人のうち、日向子(ひなこ)と桃子が各々3人もいてさらに驚く。)
僕は都立高校(共学)だったけど、高三の同級生女子23人のうち○○子は15人いた。65.21%だ。15人のうち4人が「のりこ」(紀子、紀子、憲子、徳子)だった。
ちなみに中学2年のときは、同級生の女子の4人に1人が「ひろみ」(5人)で、漢字は全員違っていた。(そのうち1人はひらがなの「ひろみ」だったが。)
うちの子の学校の新入生273人のうち、「のりこ」も「ひろみ」も0人である。
日本人の名前にはその時々の流行があるのは分かるけど、一世代前の人気ネームが全滅とは、いったいどう考えればいいのだろう。
(聡華、紗生、糸織、恵夢、瑠音、愛萌、令海、悠菜乃、晏和、凪沙・・・等々読めないよ!)
ちなみにうちの子の名前も○○子ではないけどね。
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