2010に観た映画と読んだ本 (20110111)

 

現在201111120時を過ぎたところです。

わざわざ縁起のいい(?)1並びの日にキリンコラムの更新です。

そういうわけで明けましておめでとうございます。

毎年恒例の「昨年感動した映画と本」の発表です。

 

まず見た映画のリストです。

・ゼロの焦点

・レッドクリフ Part

・マーロン・ブランドのすべて

・太平洋ひとりぼっち

・アイ・ロボット

・奥さまは魔女

・バベル

・X-ファイル ザ・ムービー

・X-ファイル 真実を求めて

・Mr.3000

・チェンジリング

・寝取られ男のラブバカンス

・荒野の決闘

・ミラーズ・クロッシング

・幕末太陽傳

・イントゥ・ザ・ワイルド

・霧の旗

・影の車

・天城越え

・疑惑

・ヘアスプレー

・トゥルー・クライム

・タイムリミット

・マーシャル・ロー

・地球が静止する日

・ミニヴァー夫人

・俺たちに明日はない

・映画の巨人 ジョン・フォード

・ピクニック

・コールガール

・或る夜の出来事

・わが命つきるとも

・聖メリーの鐘

・ペーパー・ムーン

・リバー・ランズ・スルー・イット

・手錠のままの脱獄

・ベンジャミン・バトン 数奇な人生

・ジキルとハイド(1932年)

・スラムドック・ミリオネア

・馬上の二人

・リオ・グランデの砦

・モンタナの風に抱かれて

・バーン・アフター・リーディング

・BOY A

・インドシナ

・裸足の伯爵夫人

・ウエディング・クラッシャーズ

・それでも恋するバルセロナ

・リクルート

・シンデレラマン

・少年メリケンサック

・サイン

・紳士協定

・裸の十九才

・めまい

・デュプリシティ~スパイはスパイに嘘をつく~

007/ドクター・ノオ

・密会

・路上のソリスト

・フェイク・シティ ある男のルール

・ザ・バンク 堕ちた巨像

・ファイヤーフォックス

・スペース・カウボーイ

・グラン・トリノ

・椿三十郎(森田芳光監督)

・ブラッド・ワーク

・目撃

・第一七捕虜収容所

・ガントレット

・ダウト~あるカトリック学校で~

・荒れ狂う河

・影なき殺人

・突然の訪問者

・恋愛適齢期

・消されたヘッドライン

・逃亡者

・追跡者

・翼よ!あれが巴里の灯だ

・グロリア

・悲しみは空の彼方に

・天はすべてを許し給う

・心のともしび

・翼に賭ける命

・ピンキー

・評決

・ブルックリン横丁

・ワルキューレ

・天国の日々

・赤線地帯

・天使と悪魔

・燃えよドラゴン

・ドラゴン危機一髪

・ブレックファスト・クラブ

・モンスターVSエイリアン

・グッド・バッド・ウィアード

・トランスフォーマー/リベンジ

・トレインスポッティング

・お熱いのお好き

・ジェイン・オースティン 秘められた恋

・地球の静止する日

・イングロリアス・バスターズ

・ボーン・コレクター

・バイオハザード

・カポーティ

・レッド・ドラゴン

・羊たちの沈黙

・薔薇のスタビスキー

・アルティメット

・ワイルド・スピード

・レスラー

・コンタクト

・ATOM

・メリーに首ったけ

・智恵子抄

・素直な悪女

・ノウイング

・あるいは裏切りという名の犬

・ゲッタウェイ

・エニグマ

・ザ・ロック

・ニノチカ

・深夜の告白

・風と共に去りぬ

・幸せのきずな

・恋人よ帰れ!わが胸に

・パルプ・フィクション

・白熱

・黒い罠

・パブリック・エネミーズ

・デリンジャー

・ジキルとハイド(1941年)

・スリー・リバーズ

 

2010年は、132本の映画を見ていました。

中には今まで何度も見ている作品も結構ありますが、こうやって過去1年のリストを眺めてみると内容を思い出せない作品も多くてなんだか少しがっかりします。

昨年は感動し記憶に残った映画は例年より少なかった印象です。

 

あえて1本挙げるとなるとレスラー(監督:ダーレン・アロノフスキー、主演:ミッキー・ローク)でしょうか。

主演のミッキー・ロークにはいろいろな意味で驚きました。

 

 

次は読んだ本のリストです。

・海軍反省会(戸高一成/編)

・次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた 上(ヴィクター・ソーン)

・次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた 下(ヴィクター・ソーン)

・農協との「30年戦争」(岡本重明)

7割は課長にさえなれません(城繁幸)

・大人げない大人になれ(成毛眞)

・小沢一郎の功罪

・ぼくらは農業で幸せに生きる(田中進)

・歴史の終わり 上巻(フランシス・フクヤマ)

・歴史の終わり 下巻(フランシス・フクヤマ)

・伝説の名優たち その演技の力(佐藤忠男)

・ロボットとは何か(石黒浩)

・決然たる政治学への道(副島隆彦)

・たまたま(レナード・ムロディナウ)

・死刑はいかに執行されるか(坂本敏夫)

・進化の存在証明(リチャード・ドーキンス)

・高峰秀子の流儀(斎藤明美)

・私の渡世日記(上)(高峰秀子)

・私の渡世日記(下)(高峰秀子)

・中国人の金儲け、日本人の金儲け ここが大違い(宋文州)

・勝間さん、努力で幸せになれますか(勝間和代・香山リカ)

・ウルトラマンになった男(古谷敏)

・人間の建設(小林秀雄・岡潔)

・猛毒国家に囲まれた日本(佐藤優・宮崎正弘)

・新ニッポン 開国論(丹羽宇一郎)

・おいしい人間(高峰秀子)

・この国を動かす者へ(佐藤優)

・種の起源 上(ダーウィン)

・種の起源 下(ダーウィン)

・電子書籍の衝撃(佐々木俊尚)

・日本の悲劇(中西輝政)

・残念な人の思考法(山崎将志)

・エリック・クラプトン自伝(エリック・クラプトン)

・暴走検察(上杉隆)

・お金で騙される人、騙されない人(副島隆彦)

・悪魔の用語辞典(副島隆彦(編著))

・ゴルフのすべて(ボビー・ジョーンズ)

・はたらきたい(ほぼ日刊イトイ新聞(企画))

・おひとりさまの老後(上野千鶴子)

・日本のクラウド化はなぜ遅れているのか(森和昭)

・ハリウッド・ガイズ スーパー インタビューブック(野中邦子他(翻訳))

・農政棄民 それでもみかん農家は負けない(山下惣一)

・日本人へ リーダー篇(塩野七生)

・小津安二郎先生の思い出(笠智衆)

・新聞消滅大国アメリカ(鈴木伸元)

・マリリン・モンローの男達(ジェイン・エレン・ウェイン)

・グーグル秘録(ケン・オーレッタ)

・アカデミー賞(川本三郎)

・旧石器捏造事件の研究(角張淳一)

・大前研一 民の見えざる手(大前研一)

・森林の崩壊(白井裕子)

・友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌(山田宏一)

・日本人へ 国家と歴史篇(塩野七生)

・小沢革命政権で日本を救え(副島隆彦×佐藤優)

ipadショック(林信行)

・新版 日本の秘密(副島隆彦)

・銃・病原菌・鉄(上)(ジェレド・ダイアモンド)

・銃・病原菌・鉄(下)(ジェレド・ダイアモンド)

・財務官僚の出世と人事(岸宣仁)

・カーネギー自伝(アンドリュー・カーネギー)

・人生「裏技」手帖(飯島勲)

・特捜神話の終焉(郷原信郎)

・そこまで言うか(勝間和代 堀江貴文 西村博之)

・誰が日本を支配するのか? 政治とメディア(佐藤優×魚住昭)

・「官僚」がよくわかる本(寺脇研)

・インテリジェンスの賢者たち(手嶋龍一)

・文士の私生活(松原一枝)

・北野武による「たけし」(北野武)

・デフレの正体(藻谷浩介)

・この国を出よ(大前研一・柳井正)

・農協の大罪(山下一仁)

・野球へのラブレター(長嶋茂雄)

・わが夫坂本龍馬(一坂太郎)

・スピードに生きる(本田宗一郎)

・残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法(橘玲)

・宇宙は何でできているのか(村山斉)

・爆笑!エリート中国人(小澤裕美)

・イギリス近代史講義(川北稔)

・企業参謀(大前研一)

・ワイルダーならどうする?(キャメロン・クロウ)

・証言!日本のロック70’S

・それでも、日本人は「戦争」を選んだ(加藤陽子)

・真珠湾攻撃総隊長の回想(淵田美津雄)

・日本の真実(大前研一)

・日本の独立(植草一秀)

・新約聖書Ⅰ(佐藤優)

・ホーキング、宇宙と人間を語る(スティーヴン・ホーキング)

 

2010年は87冊の本を読んでいました。

 

とくに印象に残っている本を挙げると

・種の起源(ダーウィン)

・銃・病原菌・鉄(ジェレド・ダイアモンド)

・スピードに生きる(本田宗一郎)

・残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法(橘玲)

・イギリス近代史講義(川北稔)

・それでも、日本人は「戦争」を選んだ(加藤陽子)

・真珠湾攻撃総隊長の回想(淵田美津雄)

・日本の独立(植草一秀)

といったところでしょうか。

いくつか取り上げて感想を述べると

●「種の起源」

題名だけは少年時代から知っていた本です。

読んでまず第一にダーウィンの革新的な考えは、実は多くが先人の研究に基づいていたり、根拠としているという事実を知って驚きました。

出版は1859年、日本は安政の大獄の年です。

当時すでに英国では、世界中の動物や植物に関する膨大な量の情報が蓄積されていたことを知り実に驚いたということです。

科学の進歩・発展という点では、日本は徳川時代に一挙に世界に差をつけられたなぁとつくづく思ったのでした。

 

●「スピードに生きる

この本では、本田宗一郎という稀代の経営者がいかにずば抜けてすばらしい頭脳の持ち主であったかをあらためて思い知らされたのでした。

 

 

●「真珠湾攻撃総隊長の回想」

この本は実に強烈でした。

著者(淵田)がとにかく強烈な個性と優秀な頭脳と魅力的な性格の持ち主です。

また、いろいろと面白いエピソードが綴られており、たとえば、トルーマンが著者と会見したとき(1952年頃)に「真珠湾(攻撃)はね、両者有罪だよ」といい、「今に史実として、両者有罪が明らかになるだろう」と語ったといいます。

さらに、著者は「東京でも三度ばかり食事によばれたことがあった」というマッカーサーに1953年に夕食に招かれて次のような話を彼から聞いています。

「日本憲法に戦争放棄条項を付加させたことは、今にして考えれば、時期尚早であった。当時自分は、原子爆弾の出現によって、将来の戦争は勝敗がつかないだろうと考えた。敵も味方もともに滅亡する。まったく人類の破滅でしかない。そのような見地から、世界は戦争放棄の段階に近づきつつあるとの感を抱いていた。日本を軍事的に無力化する連合国の方針もあったし、また日本をして率先、世界に戦争放棄の範を垂れさせようとの意図もあった。ところがその後の世界の客観情勢は戦争放棄どころか、力に対するには力のバランスで、やっと平和を保っている。かくて日本も自衛力が必要だというふうに、自分は再考を余儀なくせしめられた」

なんだかアングロサクソンという人種は実にしっかりいろいろなことを考えている人種だなぁ日本人と比べると。

 

著者は、真珠湾攻撃総隊長として出陣するときに「第一波の先頭一番機に搭乗して、うしろにつづく全軍の総指揮に任ずる私は、祖国の興廃を双肩に担って、意気軒昂、勇気凛々であった。そしてよくぞ男に生まれつると思った。」そうです。

男とはこういうもので、こういう男が当たり前のようにうじゃうじゃ存在していたのなら、やっぱり当時の日本は、それなりに相当手強い国だったに違いない。

そんなことを思ったりしたのでした。

AVS Document Converter で作成された

www.avs4you.com


"