この映画を観る⑬ (20060724)

 

韓国映画はやけにおもしろいぞ

 

始まりは「冬ソナ」

NHKが地上波で「冬ソナ」(冬のソナタ)を放送したのはいつからだったか。2004年の春だったか。土曜日の夜、ほかに面白そうな番組もなかったので何気なくチャンネルを合わせて観ていた。

何なんでしょうね。恐るべし「冬ソナ」。

ご他聞に漏れず、僕もいつの間にかどっぷりとはまってしまっておりました。

 

僕が連続TVドラマを「毎週、そりゃとっても楽しみにしてたんだなぁ」と胸を張って言ってしまえるのは、たぶん中学生の頃の「俺たち旅(中村雅俊主演/古い!)」以来のことだ。

 

妻もはまった。

いい歳した夫婦が馬鹿みたいにいったい何度「冬ソナ」を観ながら涙を流したことか・・・

間違いなくユジンと同じ回数は泣いている。

・・・今「ユジン」と書いただけでまるで条件反射のように涙で文字がかすみ始めている。

 

さて、それからというものたくさんの韓国ドラマを夫婦そろって観てきた。

いつの間にか「韓国ドラマ」は僕の人生史上、空前にして(きっと)絶後であろう「夫婦共通の趣味」となっていた。

 

そして韓国映画へ

ところで、僕は「映画通」面(つら)をして「フランス映画もおもしろい」とか偉そうなことを言ってるくせに実は韓国映画はまったくといっていいほど観てなかった。

ほんとに恥ずかしい話だ。穴があったら入りたい。

 

現在、僕は映画のほとんどをTUTAYAで借りて観ている。

ここ2年間は新作については一番借りているのはたぶん韓国映画だと思う。

 

韓国映画は丁寧に作られている

「何を基準に?」と問われると答えに窮してしまうけど、僕は韓国映画を観ていていつもこの「丁寧に作っているなぁ」という印象を強く受ける。

それは何気ない風景シーンだったり、カット割だったり、俳優の演技だったり、もしくはストーリーの構成そのものだったり。

僕はこの「丁寧」という印象を韓国映画のあらゆる面から感じる。

ちょっと大袈裟な言い方かもしれないけれど、韓国映画にはそれを作っている人間の「映画に対する愛情の深さ」みたいなものを凄く強く感じる。

 

お勧め映画

説明にならない説明はこのくらいにして、最後に僕のお勧め韓国映画を10本紹介しよう。

韓国映画にはまったのが最近なので新しめの作品ばかりです。

 

オールド・ボーイ

驚き桃の木開いた口の閉じ方も忘れてしまうほどのビックリ仰天正真正銘の傑作です。

それまで韓国の男優といえばヨン様かイ・ビョンホンくらいしか知らなかった僕ですが、この映画の中で金槌を振りまわしている主役のチェ・ミンシクには僕も脳天を叩き割られるくらいのショックを受けました。

韓国映画は俳優も本当に凄い。

 

猟奇的な彼女

主役のチョン・ジヒョンのかわいいことかわいいこと。

彼女以外にこの映画の主役は考えられない。そのくらいいい。

 

地球を守れ

「人を馬鹿にするのもほどがある」と思わず唸って拍手喝采。

想像を絶するファンタスティックな映画です。

 

我が心のオルガン

イ・ビョンホンがいい。彼に恋する少女役のチョン・ドヨンもすばらしい。

「文部省推薦」みたいな家族そろって安心して観ることのできる優等生的映画。

 

ラブ・ストーリー

ソン・イエジンのかわいいこと。

彼女くらい「おさげ髪の似合う娘」もちょっと思いつかない。

監督は「猟奇的な彼女」や「僕の彼女を紹介します」のカク・チェヨン。

 

ラブレター

浅田次郎さん原作の感動作。

チェ・ミンシクはほんとにうまい。すばらしい役者だなぁ。

セシリア・チャンも薄幸の美女が実によく似合う。

何も言うことありません。

 

マイ・ブラザー

主役のウォンビンとシン・ハギュンがとてもいい。

「地球を守れ」以後、僕はとくにシン・ハギュンに注目してます。

親子や兄弟の繋がりを描いたら韓国映画の右に出るものはいない。

 

春の日は過ぎ行く

俳優、演出、構成、音楽、あらゆる面でバランスのとれた佳作です。

TVドラマ「チャングム」のイ・ヨンエ主演です。

ちなみにこっちのヨンエよりチャングムのヨンエの方が僕は好きです。

 

私の頭の中の消しゴム

ちょっと悲しすぎるストーリーですが、映画の出来がいいのはさすがです。

主演はラブ・ストーリーのソン・イエジンとチョン・ウソン。

僕はこの映画で初めてチョン・ウソンを知った。

韓国映画には次から次とウソンのような素敵な俳優が出てくるのでほんとに驚きです。

 

親切なクムジャさん

タイトルからしてすでに傑作の匂いが。

イ・ヨンエ演ずるクムジャさんのあまりの親切ぶりに度肝を抜かれました。

 

他にもたくさんいい作品があるので何でもいいから観てみてください。

韓国映画は、基本的に「ハズレ」がないと思ってくれて間違いないです。

 

 

 

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