この映画を観る② (20030606)

 

記念すべき第2回目は、「僕が一番○○した映画」特集

 

その1.僕が一番腰が抜けた映画・・・「ディア・ハンター」(1978年/米)

 

高校3年のときでした、ある日の朝刊に「ディア・ハンター」の、どでかい広告が載っておりました。監督だれだれ、出演だれだれと書いてある横に、「映画が終わっても立てない人がいた」こんなコピーがありました。

僕は「大げさだなぁ」と笑いつつ、友人二人を誘って銀座のテアトル東京に観に行ったのでした。

申し訳ございません。

本当に立てませんでした。

映画館で腰が抜けたのは、後にも先にもこの時だけです。

 

 

その2.僕が一番がっかりした映画・・・「フラッシュ・ゴードン」(1980/米)

 

大学の合格発表を見た帰りに、自分への合格祝にと新宿に寄って映画を観ることにしました。

19の春。

よりによって「フラッシュ・ゴードン」を観てしまいました。

たしか、新宿スカラ座だった。

あの日僕は物凄くハッピーだったのに、歌舞伎町を後にする僕は、歴史上希に見る「がっかり君」だった。

しかも、5百円もするパンフレットまで買ってしまっていた。

 

 

その3.僕が一番泣いた映画・・・「フィールド・オブ・ドリームス」(1989年/米)

 

映画が終わった後、一時間くらいは泣きながら渋谷の街をふらふら歩いていた。

正確に量ったわけではないが、2リットル位の涙が流れ出ていた。

「体の70%は水分」ということも、妙に実感できたっけ。

 

 

その4.僕が一番鳥肌が立った映画・・・「許されざる者」(1992/米)

 

ラストの決闘シーンで全身総毛立った。

クリント・イーストウッドこそ偉大な天才、映画監督の中の映画監督。

 

 

その5.僕が一番たくさん観た映画・・・「ゴッドファーザー」(1972/米)

 

18歳~20歳くらいの間に映画館に6回行った。(レンタルビデオがなかったからね。)あれから20年の間にビデオやテレビで何回観たか分らない。

「完璧な作品」、「映画のお手本」、「全人類共通の財産」、もっともっとほめてあげたい。

 

 

その6.僕が一番主演女優に惚れた映画・・・「男と女」(1966/仏)

 

美しい映像、美しい音楽、そして美しいアヌーク・エーメ。

とっても素敵な映画。

僕の大好きな映画。

ラストシーンなんて、ちょっとお洒落過ぎやしませんか。

 

 

その7.僕が一番楽しかった映画・・・「スター・ウォーズ」(1977/米)

 

「えーっ、いったいどこまで巨大なんだぁ、この宇宙船は!」初めからして凄かった。

新宿スカラ座だったかの巨大なスクリーンで観たあの驚きと感動は一生忘れられない。

 

 

その8.僕が一番心拍数が上がった映画・・・「羊たちの沈黙」(1991/米)

 

基本的にホラー映画は観ません。血生臭い映画が嫌いなんです。高校時代「サスペリア」というホラー映画が流行ったけど、僕は頑として無視し続けた。この映画も怖そうで嫌だったんだけど、主演がジョディ・フォスターだったのと、あまりの前評判の高さに無視しきれず、観に行ったのでした。

想像以上の10年に1本の傑作でした。

 

 

その9.僕が一番痛々しかった映画・・・「欲望という名の電車」(1951/米)

 

僕は基本的に「映画はハッピーエンドじゃなきゃいやだ!」っていう人ですが・・・

・・・この映画のビビアン・リーの痛々しさときたらもう・・・

とにかく驚異的なほど痛々しい映画。

 

 

その10.僕が一番衝撃を受けた映画・・・「市民ケーン」(1941/米)

 

高校生の時、NHKの教育番組で放映されたのを観ました。

しばらくの間、熱にうなされ続けました。

あれ以来、平熱は上がったままで下がることは決してなかったという。

 

 

その11.僕が一番笑った映画・・・「ブルース・ブラザース」(1980/米)

 

映画館が、あれほど爆笑で揺れることは、もう考えられないのではないか。

そのくらい爆笑、爆笑、また爆笑って感じだったっけ。

当時、僕もしばらくの間、黒のサングラスに黒いズボンでブルース・ブラザースだった。

 

 

その12.僕が一番主演男優にしびれた映画・・・「カサブランカ」(1942/米)

 

初めて観たのは20歳くらいの頃だった。

ボギーのあまりの渋さには、本当にしびれたものだ。

ちょっと待ってくれ、当時ボギーは42か43歳。

今の僕と同じ歳?

当時、まさか自分がここまで渋くない中年になるとは想像すらできなかった。

 

 

その13.僕が一番切なくなった映画・・・「哀愁」(1940/米)

 

ビビアン・リーは当時(中学生)の僕の憧れの女性だった。

ストーリーはよく理解できなかった(美しいビビアンは夜の女に身を落とすのだけれど、純情だった僕には彼女がそんなことをしているなんて、全く理解できなかったのだった)けれど、僕の小さな胸は今にも潰れてしまいそうなほど、それはそれは切ない映画だった。

 

 

その14.僕が一番好きな映画・・・「タイタニック」(1997/米)

 

「この映画は20世紀に人類が創造した最良の物の一つだ」と、封切当時の私は語った。

私の言葉にうなずく人が意外に少なかったことを、記憶している。

 

 

そういうわけで、すべて有名な作品ばかりでした。

しかも米国製のオンパレード。

「フラッシュ・ゴードン」以外は必見映画だけど、みんなはもうとっくに観ているよね。

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