2006年に見た映画と読んだ本のベスト1 (20061226)
2006年も遂に本格的な年末を迎えました。
今年も結構たくさん映画を見たし本も読みました。
映画は多くがレンタルDVDだけど120本くらい見たでしょうか。
本は小説やノンフィクションもので80冊くらいは読んだと思います。
そこで2006年の「僕の見た映画と文学ベスト1」
ここに発表することにしました。
(ただし後からあれこれ思い出して訂正する可能性があります。)
<映像部門>
・映画
「流れる」(監督/成瀬巳喜男)
1950年代の日本映画全盛の頃の作品です。
今年の収穫は多くの成瀬巳喜男作品に出会えたことです。
TUTAYAで毎週DVDを借りました。
この映画は女優陣が本当に素晴らしい。
山田五十鈴
田中絹代
杉村春子
栗島すみ子
高峰秀子 等
成瀬作品は黒澤や小津と比較すると出来不出来の差が大きいと思いました。
が、それにしても確かに女性を描かせたらぴか一だと思います。
近年再評価が著しいですがそれも当然でしょう。
・音楽映画
「ノー・ディレクション・ホーム」(監督/マーチン・スコセッシ)
ボブ・ディランのデビュー前後の記録映画です。
僕はディランを本格的に聴き出したのは1993年です。
ビートルズを聴きだしてから約20年後です。
ようするにかなり遅れて聴きだしました。
もっともっと早く聴けばよかったと後悔しています。
この「ノー・ディレクション・ホーム」はディラン好きにはたまりません。
ディランを知らない人にも是非見てもらいたい映画です。
・テレビ映画
「宮廷女官チャングムの誓い」
チャングムが生きがいだった。
という時期もあった。
というくらい毎週楽しみにしていました。
<書籍部門>
・小説
「ノルウェイの森」(村上春樹)
僕は「アンダーグラウンド」と「心臓を打ち抜かれて」(翻訳本)
くらいしか彼の本は読んだことがなかったのですが、今年は従業員に勧められて春から夏にかけて村上春樹の小説をたくさん読みました。
どれもこれも本当に面白かったです。
あの独特の比喩は誰にも真似できないと思います。
「ダンス・ダンス・ダンス」も捨てがたいのですが、1位は「ノルウェイの森」ということに。
・ノンフィクション
「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」(佐藤優)
彼については以前その出会いを当コラムに書いているので省略します。
「転んでもただじゃ起き上がらない」彼の生き方にこれからも目が離せません。
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